LiveCommand PROXで使うタリーランプ作成-2

今回はいよいよ実装編です。


作成は自己責任です。
この記事を参考にして制作した際に発生した損害について、NI-STudioは一切責任を負いません。

用意したもの

用意した部品
用意した部品

部品一覧

親機

子機

D-sub端子 / ポリウレタン電線 / 収縮チューブ はAmazon
CANAREのステレオケーブル はサウンドハウス
それ以外は秋月電子 で購入しました。


作成手順

①マルチケーブルの作成

まずはTALLY端子から信号を取るために、マルチケーブルを作ります。

TALLY端子は25ピンあります。
なので耐熱電子ワイヤーを25本束ね、収縮チューブの中に通します。

マルチケーブル
マルチケーブル

②D-sub端子にメルチケーブルを接続

次に、マルチケーブルとD-sub端子を結線していきます。

★PGMとPRVで使用する色をある程度揃えるとわかりやすいです。

因みに、D-subのピン番号的には、

  • 1:GND
  • 2:PGM12
  • 3:PGM11
  • 4:PGM10
  • 5:PGM9
  • 6:PGM8
  • 7:PGM7
  • 8:PGM6
  • 9:PGM5
  • 10:PGM4
  • 11:PGM3
  • 12:PGM2
  • 13:PGM1
  • 14:PRV12
  • 15:PRV11
  • 16:PRV10
  • 17:PRV9
  • 18:PRV8
  • 19:PRV7
  • 20:PRV6
  • 21:PRV5
  • 22:PRV4
  • 23:PRV3
  • 24:PRV2
  • 25:PRV1

となっています。

D-sub端子
D-sub端子

③BOXにジャックを取り付けたり

ステレオミニジャック(パネル取付用) × 12 / 電源ジャック
を取り付けます。

マルチケーブルもわかりやすいようにナンバリングしておきましょう。

Box実装
Box実装

④LED電流制限抵抗を実装

続いて、抵抗を実装していきます。

抵抗実装
抵抗実装

マルチケーブルから出た先(PGM/PRV)を抵抗に接続します。

合計24個、しんどいですが、信頼性を高めるため1LED=1抵抗 で実装していきます。

信頼性を捨てるなら、抵抗1個でも良いはずです。(電源ジャック付近に大きめの抵抗を1ついれる)

因みに、TALLY端子のGNDピンは電源ジャックに接続します。

⑤ステレオミニジャックにケーブルを結線

写真は取り忘れました。。

今回はアノードコモンですので、ステレオミニプラグの

  • Tip:PGM(の信号の抵抗)
  • Ring:PRV
  • Sleeve:電源ジャック

を接続しました。


ベースステーションの完成!

そんなこんなで、無事タリーシステム親機の完成です。

実際にテストで動かしてみた動画がコチラ

(このときはカソードコモンのLEDを購入してしまい、最終的な形態とは若干異なります。)

左のLED2つがCAM1のタリー、
右のLED2つがCAM2のタリーです。

LiveCommand PROXのコンパネに合わせて、正常にタリーが切り替わっています。


一旦まとめとポイント?

この親機の良さは、

★まず単純なところ!

  • ①DCジャックを接続
  • ②D-sub端子を接続
  • ③子機を接続

するだけですぐに使用できます!誰でも扱えそう。

そして、、、

★子機の延長が簡単

おわかりの通り、これはステレオケーブルで子機まで伸ばしています。

これ、ケーブルが安いんですよね。
1m50円で買えるので、100m先のカメラに繋げても5000円で済みます。

“ワイヤレスと異なり通信が不安定になる”
“Wi-Fiが届かない”
なんて心配も有りません。

更に、現場で急にケーブルの長さが足りない!となっても、
家電量販店でイヤホンの延長ケーブルを買えば済みます。だいたい何処でも売ってます。

何なら、以前DAISOで延長10m / 100円を見かけたことがあります。 (5mだったかも)

ほんとにコスパが高い

因みに動画では50mのケーブルの先に子機が繋がっています。

さすが音声ケーブル、抵抗成分も非常に低く、電圧低下もほぼ有りませんでした。


ということで…

次回はLiveCommand PROX のTALLY端子を用いたタリーランプ制作(子機編)についてお話します。

お楽しみに!

前回の記事:紹介編

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